━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ご挨拶:◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんばんは。
今日は、マインドマップ本の解説の続きと思ったのですが、
今出ているPRESIDENTという雑誌に載っている池谷裕二氏の
記事についてマインドマップに起こしてみたものを解説します。
ちなみに、
「脳力」革命 〓これが「出世する人」の脳の仕組みだ〓
ということで、神田昌典氏によるマインドマップの紹介記事も
載っていますよ。
マインドマップの描き方・神田氏のマインドマップのスタイル
なども参考になると思います。
見かけたら手にとってご覧になってみてはいかがでしょう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆キーワード&テーマ:◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【[RESIDENT2005 7.18号]池谷裕二氏の記事】
今日のマインドマップ=> (PDF)
今日は【私を幸せにするもの】をテーマに
まずは60秒で、マインドマップを作ってみましょう。
これは、以前紹介したプロ・コーチの菊池和郎氏の
ブログに載っていたネタ
http://coach.jugem.cc/?eid=322
なんですけどこれをマインドマップで書き出してみてください。
すいません、私がやりたいネタに付き合わせてるだけです。ええ。
なかなかこういう機会がないと私もやらないから・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆本文(コード):◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●関連付けと感情
この雑誌のほかの記事(澤口敏之氏の)にはIQgという話が
書かれていてその中で「一般流動性知能」「一般結晶性知能」
という概念が紹介されているのですが、池谷氏の話は、
IQgでいう「一般結晶性知能」は、年齢を重ねることによって
高まっていくというところにフォーカスした内容です。
で、なんでそうなるかというと、大人の脳は、子供のような
単純記憶ではなく関連付けをすることで覚えていく比率が高くなるため。
そしてそれは、すでに形成されている神経回路が精密になっているためであり、
より記憶が容易になっているという解説がされています。
トニー・ブザン氏などもよく引き合いにだすのですが、
もともと脳の発達の仕方は「生命の維持」
(固体のといった方が適切なのかな?)を基本に発達してきたため、
つまり何が危険かということは確実に記憶しておく必要があった。
そのために感情と共に記憶する。逆にこれを利用して、
記憶を容易にすることができるという話に展開します。
その利用法の一つとして、テレビや新聞、ネットなどで知ったことを
人に話すことで意味記憶からエピソード記憶への変換となり、
記憶が強化されるということが紹介されています。
●潜在意識の利用と睡眠
記憶の分類をすると、そのピラミッドの下のほうにあたる
多くの割合を占める部分は、潜在意識が担っているそうです。
そして、この記事の中では潜在意識を活用する方法にも触れられています。
仕事を終える前に、ひと段落着いたら次の一歩を踏み出してから辞めると、
潜在意識ではその仕事について処理を続けているので
次のスタートがきりやすい、
とか、1ヶ月後の仕事でも前もって目を通しておくとか
の話が展開されています。
そしてさらに、睡眠の意味へと話が展開していきます。
この睡眠とは外界の情報をシャットアウトして記憶の整理をしていると
考える事が出来るそうです。そして、そのペースは2.5時間、
なので睡眠時間はこの倍数でとるのが望ましいそうです。
実は私も池谷氏の本を読んで以来、睡眠時間は大体6時間程度に調整しています。
●集中と拡散
「想像力のある人は、集中力ではなく分散力のある人」と文中に有ります。
これは、先の潜在意識に考えさせるというのに繋がるのでしょう。
少しラディカルな書き方だなぁと思ったのだけど、私としては、
先日のオブジェクト倶楽部の平鍋氏の
マインドマップとUMLの比較を思いだしました。
「UML(Unified Modeling Language:図解言語の一種です。
日本語、英語などの自然言語に比べても文法・意味を明確に表すように
作られています)は、意味を収束させていくが、
マインドマップは拡散させていく」
(*1)ってヤツです。ウチのメルマガでも以前
http://blog.mag2.com/m/log/0000146876/105363178?page=2#105363178
なんて記事をかきましたがそれですね。
要は、マインドマップは、「分散力」を高め創造力を高めるという
ように取ることも出来るのではないかと思うのです。
*1 平鍋氏は、実際イベント当日には、
「マインドマップは"semantics"と"syntax"が
「緩い」」と表現されていました。
●天才!
の定義を池谷氏は「記憶力を強くする」に載せていましたが、
この記事でもそこに触れています。
神経細胞をつなげる(シナプス結合)には、より多くの刺激が必要、
そしてそのためには旅をするのがよいという話を書かれています。
スランプの話から、イチローや松井などの話を引用し「手続き記憶」、
そしてその性質である「事象の連合」これにより起こる
「べき乗」の増え方、と展開します。
まぁ、要はこつこつした「努力」(ッて言葉は嫌いだから「訓練」でいいや)
を続けていくと「爆発的に脳力がアップする瞬間が来る」ってことですね。
少し話が飛びますが、先日、石井裕之氏の「ダイナマイトモチベーション」(*2)
http://sublimination.net/shop.html
というCDを購入しました。
この中で石井氏は、「こつこつと努力を続けることは「複利」式に
金利が増えていくようなものだ」とおっしゃっていましたが
まさにこういうことですね。
同じ事を言うのにお二人ともアプローチの仕方は違うけど、
どちらもただ「努力が大事」なんていわれるよりも
はるかに説得力がありませんか?
というかさ、こういう一見無関係なものを結びつけるのが創造性、
クリエイティブ(英語的には、"creativity"だろうけどな)
ってのじゃないんですかね?
で、こういうことをしている瞬間って
「俺って天才!」とか思えたりしませんか。
これも普段のインプットから、どこかでスイッチが
入るように繋がった瞬間なんでしょうね。
*2 サイトはちょっと怪しい印象カモシレナイケド、
このCD、毎日20分ぐらいづつ7日間聞き続けるという
セミナー形式のものなのだけど、とてもよいですよ。
神田昌典氏の「非常識な成功法則」とか
そういうのが好きなら、絶対オススメ!
次回(来週のね)は、今日の話にからめて「ゾーン」とか
「スイッチ」の話を少しさせていただく予定です。
<参考文献など>
●【mindmap.jp#050518】「記憶力を強くする」
=> http://mindmap.jp/000148.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■mindmap.jp■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://mindmap.jp/ ←このメルマガの元サイト
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■blog-mindmap.jp■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://blog.mindmap.jp/ ←このメルマガの管理人のブログ
●[PRESIDENT2005 7.18号]にマインドマップ
この雑誌の記事は、ちょっと前にブログで紹介してました。
=> http://blog.mindmap.jp/archives/000166.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■バックナンバーについて■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
まだ、マインドマップを身に付けていないという方は
初期のころが「身に付け方」を解説したシリーズに
なっているのでご参照ください。m(_ _ )m
●バックナンバー1(サイト)
このメルマガのバックナンバーはこちら
http://mindmap.jp/06aee/index.html
更新遅め、PCの画面上でも見やすいように整形しています。
●バックナンバー2(まぐまぐ)
http://www.mag2.com/m/0000146876.html
まぐまぐのそのままなので更新が早い。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ブザンジャパンの方とメールのやり取りをしています。
マインドマップのインストラクターの資格を日本でも取
れるようにするということと「本物のマインドマップ」
を普及させるということですが、当然、トニー・ブザン
氏の知的資産の保護とそれに伴い、権益保護団体という
側面もあるようです。
私個人的には、将来的にはイギリスに行ってでもインス
トラクターなどの資格を取れたらいいなとは思っていた
のと、MentalLiteracy等のベースを持った「本物のマイ
ンドマップ」の普及というのは望んでいたのでブザンジ
ャパンの設立は、基本的に歓迎なのです。
ただ、インストラクターになるとセミナーなどのプログ
ラムは、すでに作られているものを利用するなどいろい
ろ制約があるようです。。
つまり、私が今までこのようなメルマガで公開してきた
り、先日のオブジェクト倶楽部でのイベントで行ったよ
うな、ほかの概念と絡めたり、自らの経験や作り上げた
ノウハウを用いての展開が出来なくなる可能性があるよ
うです。(明確な回答は、いろいろブザンジャパン側も
絡みがあるようでいただけていませんが)
また、松山真之助氏の「マインドマップ読書術」などは
、私から見ても「マインドマップじゃないじゃん」と思
うし、実際私は氏に対して指摘のメールを出しました(
ちなみに、丁寧なお返事も頂きました)。が、「知識を
経験価値に昇華する」など考え方はとても共感の出来る
ものです。私としては、ブザンジャパンがこういう、「
クリエイティブ」な活動までも制限してしまわないこと
を願うばかりですね。
-----------------------------------------------------------------------
▲ご意見、ご感想は、このメールにご返信ください。
▲コンテンツの著作権は発行人伊藤 賢に属します。
▲メールアドレス変更、配信停止は下記からお願いいたします。
メールマガジンのアドレス変更・配信停止はこちらから
=> http://www.mag2.com/m/0000146876.html
▲メルマガで相互紹介してくださる方募集中です。
▲広告についてはお気軽にメールでお問い合わせください。
(MLM、ネットワークビジネス、宗教関係の広告は掲載できません)
発行者: 伊藤 賢(紹介記事は→ http://mindmap.jp/000096.html)
連絡先: info@mindmap.jp
|