先日、エントロピーをキーワードに少し書きました。
マインドマップをこのエントロピーの概念から見ると、拡散と収束、つまりエントロピーの増大と減少の両方を行う事が出来るものなのだと思います。
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一方で、人間の在り方を考えてみると、「美しさ」とはエントロピーの低い状態なのではないかと思います。そして、美しさとは「あり方」なのでしょう。
例えば、奇抜な格好をしようとすれば誰でも少しお金をかければ出来るでしょう。けれども、身のこなし方や服の合わせ方等を自然に行うには、習慣的・継続的な姿勢が必要になります。
これは、まさに身のこなし方としての「姿勢」も同様ではないでしょうか。そして、これが崩れるとどうしてもネガティブな方向に物事を考えてしまうようです。
以前、私は、姿勢を正しくしないと、なんて言われると「そんなのは気のせい。気の持ち様だ。」程度に考えていたものです。
ですが、少し考えてみると姿勢が悪いと、物理的にも内蔵を圧迫します。また肺も収縮するため、呼吸量が低下、体表面を小さくする臨戦態勢のためか、イライラしやすくなったりします。さらに脳は、ソリューションファインダーどころか、ネガティブファインダーとして機能してくれるようで、他人や会社、世の中の嫌な事を次々に見つけ出してくれるようです。
あなたの周りでも、すぐイライラしたり、人や物事の批判ばかりしている人ってこんな感じじゃないですか?(とまぁ、こんな事を書いている事自体、自分を棚に上げて「批判的」ですねん)
どうも人間、このほんのちょっとした身のこなしを変えるだけで全く大きな変化があるようです。もちろんこれも、一気に大きな変化を起こそうとすると反動がくるので、ゆっくりと出来る事を記録しながらやってみてはいかがでしょう?
参考文献
文庫本かされる前のタイトルは
「いい女」の条件29―"最高のキレイ"は知性から生まれる!