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本とマインドマップのアウトライン
この本は、前半が「感覚系」と「運動系」をテーマに、この2つのサイクルを回すことについて解説されています。 また、後半は、生命の輝きを放つために「クリエイティビティ」「セレンディピティ」「オプティミスト」「ダイナミックレンジ」「イノベーション」という視点を解説しています。ここでは、マインドマップ上に展開したキーワードの中でも、特に前半のサイクルを回すと、後半のメソッドのうち今回特に落とし込みをしたい部分を中心に書き出してみます。
マインドマップで「脳の入力と出力のサイクルを回す」
まず、人間の学習には、感覚系学習と運動系学習があるということが示されています。この2つは、脳内で直接、連絡を取り合わないそうです。そのため「いいもの」が分かったとしても、「いいもの」を作り出すことが出来るようになるわけではないそうです。さらに、これらの鍛え方につても言及されています。感覚系を鍛えていくためには、本物の音楽を聞いたり観たりといったことで、この能力は飛躍的に向上したりもするそうです。一方で、運動系を鍛えていくためには、実際にアウトプットを行っていく必要があります。つまり、実際に手を動かして絵を描いたり、文章を作ったり、といった実際の運動が必要となります。このアウトプットの精度は、運動系学習の回路がどれだけ鍛えられているかに依存するそうです。
例えば、聞くだけで英語が話せる様になったりということは通常なく、実際に英語で会話したりすることで英語が話せる様になる訳ですね。もしくは、批判ばかりで実際には行動しないかしてもうまく行かない、なんてのは感覚系ばかり鍛えられている状態でしょう。マインドマップに関して言えば、理屈や理想論ばかりで実際には実践していないとか、逆に綺麗なマインドマップ(みたいな絵)を描くことが目的化して役立てていない、なんて状態がバランスを欠いている状態なわけですね。
つまり、一番大事なのがこの2つの回路のバランスを取り、このサイクルを回すこと。なぜならば、感覚系を通じて脳に入った情報は、断片化されたままであり通常そのままではあまり意味をなしません。そこに運動系による「行動」や「体験」を加えられ、その結果を再度感覚系がフィードバックとして受けることにより「意味」という抽象概念に変換され、他の行動にも応用がきくようになるから。ただの情報・知識から知恵になるという感じでしょうか。
この本をマインドマップにまとめながら思ったのは、キーワードとその結びつきを考えていくマインドマップを作成すること、それ自体がこの「入力と出力のサイクルを回す」ことになっているのではないかということです。本を読んで分かった気になっていたことも、こうしてマインドマップにすることで使える知恵(?)になっていくと。さらに復習の際に、指やペンでなぞることも運動系の学習回路を利用することになっているわけです。
この感覚系と運動系が脳内で連絡されないということ、一度アウトプットをすることで知識が整理・抽象化されるので、「入力と出力のサイクル」を回す必要があるということ、とくにとても興味深いお話でした。
ここからは、さらに話しが詳細に入っていきます。











