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マインドマップ日誌(前編:ポジティブになる覚悟)

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マインドマップ日誌(前編:ポジティブになる覚悟)
マインドマップで日誌をかくというのは、月刊アスキーさんなどの記事にも書きましたし、Engineer Mind誌でも書いています。

その後進化を遂げているので、この段階のものを書いておこうと思います。
# 2008年7月20日現在

というわけで、まずはきっかけとバックグラウンドについて。
(具体的なやり方は、次回書きます)

きっかけ(Solution Finder)

マインドマップで日誌を描くというのは、大分以前からやっていました。 2006年9月ごろから。 # ちなみにマインドマップでの日誌については、パーソナルオーガナイザーなんて感じで # EngineerMindという雑誌の記事にも書いたことがあります。

その後これを今の形に変化させ始めたのは、2007年4月にシンガポールで
再びトニー・ブザン先生のセミナーを受けたのがきっかけです。

そのセミナー中にトニー先生は"Solution Finder"というお話をされていました。

問題に当たった際に、自らの脳を"Problem Solver(問題を解決するもの)"
として問題にフォーカスしてしまうと、「問題」を実現してしまう。
なので、自らの脳をよりよく定義するのであれば
"Solution Finder(解決策を見つけ出すもの)"とした方がよいというものです。
# これは、BWJ代表の神田昌典氏の著書「告白」にも同じような考え方がありました。

私はこの考え方がとても気に入り、シンガポールの蒸し暑い夜の街中を抜けて
ホテルに向かうタクシーの中で、ご一緒した人とこのテーマについて話をしました。
彼は、「確かにすばらしいアイデアだ。そしてこれを実践するのは難しいものだ」
というコメントをしていました。

確かにそのとおりで、世の中には非常に優れたアイデアがたくさんあるのですが
なかなかそれを実践できたり身につけたりすることができないものです。

簡単にできないのは、脳にはパターン化された、不幸回路とかネガティブ回路があったりするからでしょう。
そういう傾向を持ちやすいのは、生物として生き残るのには有用なものだったのかもしれません。
もしくは私の環境がただ単にそうさせていただけかもしれません。

いずれにせよ、その上で、前に進んでいくためには、現状
"Solution Finder"と定義するのがいいとしたら繰り返す必要があるわけですよ。

というわけで、このSolution Finderという考え方を身につけるべく考えたのが
日々、日誌を書くことによりこの考えを習慣化することでした。

私のセミナーを受講していただいた方は
思い出していただきたいのですが、私たちの脳は繰り返される情報を重要なものとみなしてくれます。

そうやって短期記憶から長期記憶へ移行し、脳内にネットワークをつくっていくわけです。
そうであれば、日々繰り返す日誌にこの考え方を組み込むというのはいいアイディアだと思ったのでした。

ポジティブになる覚悟

さて、これをやるべくモチベーションの面からも見てみましょう。
私は20代のころ、基本的にネガティブな感じで生きてきました。
特に20代前半のある時期、パソコンで日記を書いていた時期があります。

当時は、なんだか日々辛い時期で、いつかこの悲惨な状況を本にして
やろうとという反骨精神(?)を胸に日々の恨み辛みを書きつけていたのです。

なんでこんなに辛い日々を送っているのだろう、
こうなったのも全部あいつのせいだとか、
あれのせいだという、よくある感じのやつですね。

そうするとですね、それはもう見事に、面白いぐらいに不幸な出来事で日々日記が埋まっていくわけです。
しかも、何とかこの辛さ・苦しみを言葉で伝えようともがくので、もうはまるはまる。

普通の日でも、世界で5番目ぐらいに不幸な気持ちを味わっている一人になれます。
まさに、脳の無限の可能性を垣間見る瞬間(!)ですね。今にして思えば。

そして、こうした思考パターンが確立されていくとどうなるか?というと
日常生活のすべての中にむなしさとか「不幸」な感覚を発見できる思考回路が確立されていくわけです。

というわけで、自意識過剰な不幸人間が誕生するわけね。
# ちなみにその後、マインドマップに出会って、こいつを使って何とか社会復帰を果たそうとするわけです。
# (実際、果たしたつもりです)

さて、そうであれば、逆をやったらいいと思いませんか?
もちろん「自分はなんて不幸なんだろう」と浸っているのも
それなりに快感なのでそこにいたい場合にはそれでいいのかもしれません。

ただ、私の場合には、いつまでもその思考パターンに浸っていられる余裕がなくなったのですよね。
目標を決めてしまったので、それを実現するためには今までのパターンで行動するのは
あまりにも効率が悪い、と。

つまり、何事かを達成しようとするのであれば、覚悟を決めて自らの思考回路/パターンを
より効率的なものに変える必要があると思ったのです。"Solution Finder"としてね。

よくものの本には、成功者は
「できない理由を探すのではなく、どうしたらできるかを考える」
なんて書いてたあったりしますよね。
私もこの意見には全く賛成だし、実際そうだと思うのです。

そして、多くの人が、どうしたらそうなれるのか?ことがわからないために
もしくは答えを探さないために挫けてしまうのかもしれません。

私にとってはこれに対する現状での答えの一つがこのマインドマップで日誌、
もしくはオーガナイザー(こう書くと手帳みたいだけど)をかくというものでした。

つづく

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